調査報告

運送業で働く人は、どんな腰痛対策をしているの?

何が分かったの?

①     運送業で働く人の腰痛、実は約7割?

Webアンケートの結果、約3人に2人(66.9%)が過去1年間に腰痛を経験していることが分かりました。労災として認定されないケースもあるため、腰痛を抱えながら働いている人が少なくないことがわかりました。

②     実は腰の負担は職種で違います

トラックドライバーは、限られた車内空間で同じ姿勢を保って長時間運転することや、配送時の荷物の取扱いなどが負担になっていることがわかりました。一方で、倉庫作業者では、荷物を何度も繰り返して持ち上げたり、不自然な姿勢(前かがみなど)での作業が負担になっていることがわかりました。このことから、腰痛予防対策は職種や作業内容に応じた検討が必要であると思われます。

③     予防対策、今どんなことが取り組まれているの?

事業場が行う組織的な取り組みとしては、作業姿勢の指導や体操、作業支援機器の導入などが行われていました。一方で、ストレッチや筋力トレーニングなど、労働者自身が日常的に取り組んでいる対策もみられました。このように、実際の現場では“組織的な取り組み”と“個人の自主的な取り組み”が併存していることがわかりました。

今後どうすればいいの?

 今回の調査から、職種ごとの仕事のしかた(作業特性)を踏まえて対策を変える必要性があることがわかりました。今後は、高齢者にも配慮した職場環境づくりや、有効な予防対策の検証を進めてかなければなりません。単一の対策ではなく、現場での作業支援機器の活用や安全衛生教育の継続的な実施、働く人の自主的な取り組みを支える職場環境の整備など、複合的な対策パッケージが必要になること思われます。

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